発酵がつなぐ、しあわせ【発酵職人】

最終更新: 2019年10月30日



発酵食品の製造・販売をされている「ハッピー太郎醸造所」



初めて名前を聞いた時の印象はこうでした。

いったい何をしている人なんだ?




その疑問を探るために彦根市の琵琶湖近く、いくつかのカーブを曲がった先にある古民家を改築した店舗にお邪魔してきました。

(迷わずに辿り着けた人凄いです!!)









よく人から不思議がられます(笑)



扉を開けると頭に手ぬぐい姿、低音の効いた非常に良い声をお持ちの店主、池島幸太郎さんが出迎えて下さいました。



屋号の「ハッピー太郎醸造所」は池島さんのお名前「幸太郎」からきているんだとか。



名前だけを聞いてふわふわウキウキするような印象を持っていましたが、実は京都大学のご出身なんだそう。


「常に下の方でくすぶっていました」と謙遜されていましたが、さすが日本で一二を誇る大学のご出身!!


的を得ない私の質問をよく理解して、わかりやすいように端的にお話しして下さいました。




実物はふわふわウキウキとは真逆のこの仕事に情熱を捧げて誇りを持ち、真っすぐに芯が通ったとても知的な方でした。



そんな経歴をお持ちのハッピー太郎さんがなぜ発酵の道に辿りいたのか・・・





ますます興味が湧いてきます!!








発酵に魅せられて




大学時代、周りの同級生のレベルの高さに辟易したハッピーさん。



とても周りが目指すジャンルの職種では働けない、と辿り着いたのが酒蔵での蔵人でした。



地元で名の知れた3つの酒蔵で修業すること12年。



厳しい蔵人時代は時間との勝負でもありました。


日々の環境や手の掛け具合で良いにも悪いにも転がるお酒造りは生き物を扱っているのと何ら変わりなく。


瞬間の判断が命取りになるので常に神経を注いでいたそう。



気の休まる時はなかったなぁと懐かしそうに、でもどこか楽しげに話をされる姿が印象的でした。




そうやってどんどんと発酵の世界に魅了されていく中である事を思います。




農家⇔加工⇔消費者の繋がりが現実は断絶しているのではないか?

これらが繋がればもっともっと暮らしが豊かになるのでは?




そう感じたハッピーさんは 蔵人と並行して味噌や鮒ずしなども手がけ、飲食店などに「生産者の顔が見える」商品を提供していくように。




そうして月日を重ねていき・・・




もっともっと自分らしく表現をしたい!

もっともっとこだわりたい!!




そんな想いが強くなった2017年。



ついに「ハッピー太郎」を創業。


その後屋号を「ハッピー太郎醸造所」に改め、本格的に発酵の道に進んでいくことになりました。







大切なのは 糀菌の声と動きに寄り添うこと



現在、お店は諸事情を考慮して水曜日のみ営業されています。


それ以外にはイベントの出店やネット販売、飲食店への商品の提供をはじめ、蔵人経験を生かした糀の製造をメインにされているそうです。




ハッピー太郎醸造所で作る糀は二種類。


・自然農法米を使用した【ハッピー糀】

・減農薬米を使用した【彦根糀】



どちらもすぐに立ち寄れる場所にある信頼できる農園で作られた滋賀県産のお米で製造されています。


マニュアルよりも感覚を大事にしていると仰るその繊細さは、まさに職人の域。


洗米からはじまりお米の蒸し方、糀菌へのこだわり・生かし方、温度管理などの細部にまで渡り、今までの経験で培ってきたハッピーさんならではのこだわりが存分に詰まっています。







先人の行動には意味がある



製造した糀を使用する味噌づくり教室「手前味噌の会」も毎回好評だそうです。


使用する大豆や塩も、もちろん厳選してこだわり抜かれたもの。



参加されるのは主に主婦層の方々。



ハッピーさん曰く

女性が集まり話しながら味噌を作ると余分な力が抜けて、水分量の多い美味しいお味噌が出来るんだとか。



昔は家族や集落の女性達が集まって味噌や醤油作りをする光景が当たり前にあったそう。



当時の人達がどこまで知っていたかはわかりかねますが、非常に理にかなった行動だったとお聞きして、全てのことに意味があるのだな、と深く考えさせられました。




引き継がれれるべき風習は他にもたくさんあるのかも知れないですね。





【生産者⇔販売者⇔消費者】

「顔の見える発酵食品で、つながりを取り戻そう」 をテーマに掲げておられるハッピーさん。


たくさんの繋がりが生まれていくことをこれからも期待しています!!





★ ひこね の イイネタ編集室からの質問★


【お店を営んでいて一番嬉しかったことは?】

「手前味噌の会」で出会った人同士が繋がっていくのを見れたとき。

その場作りが出来たことに喜びを感じます。


【これから挑戦したい夢は?】

3~4年後ぐらいに今の所とは別に店舗を持つのが夢です。

そして、将来的にはお酒も造れたらいいなぁ、と思っています。

酒造組合は狭い世界なので難しいかも知れませんが、期待を込めて屋号に「醸造所」と入れました。

新しい試みにチャレンジするのはいくつになってもワクワクしますね。





★ハッピー太郎醸造所★

【住所】〒522-0053滋賀県彦根市大薮町1624

【営業日】水曜日 11:00~17:00

(イベント出店などの詳細はHP内営業カレンダーをご覧ください)


【ホームページ】 https://happytaro.jp/





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