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いつか彦根にアトリエを。【アクセサリー作家】

更新日:2018年7月9日


マルシェ出店者:ハンドメイドアクセサリ Bosque 林嘉子さん



スペイン語で、「森林」や「林」の意味をもつ、Bosque(ボスケ)。

ふたつと同じものがなく洗練されたハンドメイドアクセサリは、InstagramなどのSNSでも多くのフォロワーから注目を集めています。



今回のインタビューでは、アクセサリブランドBosqueの作家・林嘉子さんを訪ねました。

この日、身に付けてこられたアクセサリは、「くにゃりシリーズ」。

スネイクチェーンを成型して、淡水パールを組み合わせたピアスが、今シーズンの人気商品だそうです。



“好き”をきっかけに始めたら、アクセサリ作家になっていたという林さん。

その経緯やアクセサリに込めた想いについて、お話をお聞きしました。






みんながホメ上手だったんです! 背中を押されて始めました



結婚するまでは、アパレル業界ではたらいていました。

その中でも、服よりもアクセサリが好きで、“将来は雑貨屋ができたらいいな~”なんて、ボンヤリとした夢もありました。




そんな中、主人と結婚して、アパレルの仕事から退職。

住む場所も変わって、親元を離れて新しい生活が始まりました。



それで、新天地で最初はパートの仕事をしてみたものの、なんか違うな~と思って、名古屋にあるインターナショナルBARではたらくようになりました。



想い返せば、その出会いが、今のお仕事に繋がっているのかもしれません。

年1回くらいのペースでピアスを作ってみては、職場の人に見せてみて。

そしたら、「いいじゃん!もっとやりなよ!」とすごく褒めてくれて、モニター的に使ってくれるようになりました。





それで、スタッフの一人がネイルサロンのお店をやっていて、そのサロンにアクセサリを置かせてくれるようになって、委託販売が始まりました。




これが28歳くらいのとき。

周りの方たちがすごく背中を押してくれて、趣味的に始めてみたことが仕事に変わっていきました。



その間に出産があったのでその時期には制作をセーブしつつ、子供が1歳になったことを機に販売先を増やして、いまは子育てとのバランスをみつつ、制作販売を続けています。





こだわっていくと、アクセサリも「素材」にたどり着きました。




去年はペーパー(和紙)で作ったアイテムが人気でしたが、今年はブームが去りましたね。アクセサリの世界にも、面白いくらいに“ブーム”があります。

あとは、一度はやったシリーズは、多くのメーカーが大量に作り始めるので、そうなると売れにくくなったりもします。




そんなこともあって、わたしはその時にひらめいて「作りたい」と思ったものを作ります。

そしてハマると一直線に研究&試作しつづけて、シリーズが出来上がりますね。




最初の頃はアクセサリ用のパーツを買って、組み合わせて作っていたのですが、こだわれば、こだわるほど、パーツから作りたくなってきます。

だから今では、材料を買ってきて、パーツから自作するようになりました。




自分がこれだ! と思ったアイテムと、皆さんから反響をもらえるアイテムも、だいたい違います(笑)



「え、これ?! 」と思うアイテムにたくさん反響をいただいたりするので、驚きますね。

インターネットで販売するものと、イベントなど対面で買っていただくものも微妙に違うので、直接手に取ってみていただける機会も増やせたらいいなと思っています。




やっぱり夢は雑貨屋さん。彦根ならではのアトリエを



現在、彦根へ移り住んできて5年。

今度あたらしく家族で、市内の古民家に移り住む準備を始めています。

そのお家で、土間を上がった先の2部屋をわたしが自由に使っていいと家族が言ってくれています。



だから、一部屋をアトリエに。もう一部屋を店舗に。

かつて夢だった雑貨屋さんを週1からでも始められたらいいなと思っています。



私の場合は、いきなりインターネットでのお仕事が広がっていった流れなので、ここで改めて、地域の方々ともつながって、お仕事させてもらえたら嬉しいなと。



彦根には、自分でものを作って、発信して、好きなことでお客さんと繋がっている作家さんが沢山いらっしゃいますので。

人見知りなこともあって、これまであまり地元のイベント等に出店することもなかったので、イベント系はイイネタマルシェが初めてでした。



新しく人と会って喋ったりするのは、あんまり得意じゃないんですけれど、マルシェで出会う人とのお話は、好きなモノの共通点があって楽しいと気付きました。

なかなか踏み出せずにいたんですが、出てみて楽しくなっていった。



そこから毎年、出させていただくようになって、段々と「アクセサリ目当てでマルシェに来ました」と言って下さる方も増えて来て、おかげさまで、楽しく参加させていただいています。


日頃、買って下さる方と顔を見て話せる機会はほとんどないので、感想をいっていただけるのは、嬉しいことですね。



画像引用元:https://www.instagram.com/__bosque.__/?hl=ja


ピアス、ブレスレット、ネックレス・・・すべて林さんがご自身でデザイン・ハンドメイドされているので、組合せて身に付けると、トータルコーディネートできるのも魅力的です!



普段は委託かインターネット販売がメインのBosque さん。

作り手さんに会えるマルシェの機会に、足をお運びくださいませ。


★ ひこね の イイネタ編集室からの質問★


【アクセサリ販売をやっていて嬉しい時はいつですか?】


委託販売の場合は、販売先の店舗にお任せするので、お客さんと連絡を取り合う機会は、ほとんどありません。

それでもたまにSNSを通じて、「今日買いましたよ」とメッセージを下さる方があって嬉しいですね。


あとは、Instagramなどで、ちょくちょく育児の事も書いているので、「子育てもお忙しいと思いますが、無理なさらず~」などといって、ママさん同士、アクセサリ以外のことにも気遣って下さる。

そんな同世代のママさん達が気持ちを分かって下さるので、仕事にも家事にも、支えになっていて、嬉しい瞬間です。



【反対に、大変だな~と思う瞬間もありますか?】


大変なこともいっぱいありますね~。

家で仕事をしてますが、”主婦のハンドメイド”の感覚は一切ありません。

お金をいただいているので、そこは仕事としてけじめをつけたい。

それでも家で仕事をしているので、家事と日常から離れられないのは難しいところです。


アイデアが沸き上がった瞬間のインスピレーションが大事なのに、どうしても家事を優先していたら、後から閃きが思い出せない……! みたいな。


家族も理解して協力してくれているのですが、なかなか自分ひとりの思い通りで生活できないもどかしさは、一人の働く母として感じるところですね。



【では、家事もあるかと思いますが、お休みの日は何をしていますか? 】


最近は仕事 or 休みという感覚がほとんどありませんね。

ただ時間があると、今は子供と出掛けることが多いです。

金亀公園(彦根市)の広場で自転車に乗らせて遊んだりしています。

私が家にこもって仕事をすることが多いので、ふと気付くと買い物以外ぜんぜん外に出ていない! となったりして、だから週末は子どもたちを公園に連れて行ったりしています。



以前は週末の度に、京都や大阪へ出掛けていましたね。

やっぱり都会に出ると多くの商品や情報に出会うので、どんどんアイデアが湧いてきます。




【さいごに、イイネタマルシェへ来られる方へ一言おねがいします。】


材木屋さんの敷地で開催されるマルシェなので、木工ワークショップがあったり、木のおもちゃの遊び場があったり、一日中、子供たちを遊ばせていられるイベントです。



また、来られている方も家族連れが多いので、こちらも安心して子どもを連れていかれるところも良いですね。

色んな人を誘っていただいて、家族で賑わうマルシェになると嬉しいですね。知り合いご家族と誘い合わせて、遊びにきてください。



★Bosque について★

minne:

作品は、baseのページからご覧・ご購入いただけます。



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