日本にも、鮮やかな“チャイハネ”を作りたい。【喫茶店】

最終更新: 2018年8月7日

マルシェ出店者: 旅LOVEチャイハネ 河嶋秀幸さん




※2018年のイイネタマルシェにも参加予定だった当店ですが、

 諸事情により2018年9月上旬をもって閉店されることとなりました。

 誠に残念ではございますが、閉店までの間に足をお運びくださいませ。

 (インタビュー記事は、2018年6月に取材した内容に基づき作成しています。)



 


チャイ=お茶、ハネ=家。聞きなれない2つのカタカナに、お店を始めた想いが込められていました。

チャイハネとは、ペルシア語で「喫茶店」という意味を持ちます。

今回のインタビューでは、第一回の開催から毎年出店する、旅LOVEチャイハネの河嶋秀幸さん(通称:ヒデさん)を訪ねました。



ヒデさんが作る「お野菜弁当」は、マルシェでも即売御礼の人気商品です。

一方で、いつも色鮮やかなジャージ姿には「芸人さんみたい!」と巷のウワサがあるとか無いとか・・・!?



まるでエンターテイナーのように、おもてなし精神に満ちたヒデさんから、旅LOVEチャイハネのこだわりについてお聞きしました。




相方との出会いが、子供の頃の夢を動かした。


「大人になるに連れて、いつの間にかあの夢を忘れていたんです。」と話すヒデさんには、“人が集まるお店を開きたい”という子供の頃からの夢がありました。

大人になったらと考えていた夢ですが、いつかやりたい、定年したらやりたい・・・と考えている間に、その存在が薄くなっていきました。



そのまま社会人生活を数年過ごし“このままで良いのかな”と思い、悩み始めた頃に出会ったのが、世界一周の旅へ出立前の伊藤裕介さん(通称:ハネさん)でした。

そしてスーパー銭湯で語り合った出会いから、2人の夢が動き出しました。


バックパックで世界を旅したハネさんは、どんなに貧しい国にも「鮮やかな色のオシャレがあること」と「お茶を飲みながら地元の人が集まる社交の場があること」を体感し、生まれ育った彦根にも、そんなチャイハネ=喫茶店を作りたいという夢をみつけました。



さらにヒデさんは会社を辞めて製菓学校へ通いながら、フレンチやイタリアンの飲食店でアルバイトをする生活へ。


そんな修行の期間を経て、2人の出会いから8年後の2016年5月に旅LOVEチャイハネがオープンしました。



人が集まる拠点として選ばれたのは、ハネさんのご実家。

旅LOVEチャイハネの店舗は、いわゆるフツウのお家をリノベーションするところから、手づくりで仲間と共に作られたお店です。

天井には、くしゃくしゃに加工したアルミホイルが貼られ、床には材木屋さんで貰った端材が緻密に並べられています。

そして何よりも目を惹くのは、壁に手書きされたイラストたち。



絵が得意な人たちが10人ほど参加し、思い思いに仕上げたカラフルな空間は、今では遠くは東京や山口県からも人が集まり“インスタ映えするカフェ”としても人気を集めています。



顔が見える素材と料理を



知り合いの農家さんを中心に、なるべく彦根産の野菜を使って提供される、旅LOVEチャイハネのお料理たち。

お店イチオシのメニューは、週替わりのお野菜プレート。



基本的に全て野菜中心のメニューで、お肉は使われていません。

開発途上国ではお客様をもてなすような特別な日しか、お肉を食べません。

家畜と共に生きる人々にとって、食肉とは日常の食文化ではないからです。



一方でベジタリアン嗜好ということはなく、味付けには日本人になじみ深い“魚の出汁”が効いています。

この日の週替わりメニューは、ビーツプリンと色鮮やかなソースのプレートでした。



ビーツとトマトの赤、カボチャの黄色、ブロッコリーの緑。着色料は一切使われておらず、野菜本来の鮮やかな色が活かされています。

「近隣の農家さんからいただく新鮮な野菜は、やはり美味しいです。

産地と作り手が分かる料理で、着色料も使っていませんので、お子様にも安心安全で食べていただけます。」と料理を紹介して下さったヒデさん。



ドリンクメニューの「恋するジュース」は、知り合いの農家さんから。

「青春ジュース」は、お店の庭で収穫された柚子を。

彦根や長浜の農家さんを中心として、誰が収穫した素材なのか、料理人であるヒデさんが分かる素材が使われています。



ちなみにチャイの茶葉はインド産チャイ専用茶葉を使用しています。

レシピも、ハネさんが海外滞在中に1カ月、チャイ専門店で修行して学んだ筋金入り。

イイネタマルシェでも出品されている、人気のドリンクです。




チャイハネの心地よさを、広げたい。


念願のお店を出した今、「新たな夢は何ですか?」と質問するとヒデさんからは、「地産地消で彦根近隣の食材を使った料理づくりを続けていきたいと考えています。

同時に、“チャイハネ=人が集う場”のコンセプトを拡げることが、これからの夢です。」とすぐに答えが返ってきました。



決まった曜日には、彦根に伝わるボードゲーム“カロム”に人が集うそうです。

また最近では、近くの畑を開墾したのだとか。

ここにはカロム部に続き、農業部が集まることでしょう。

入口のドアに「スーパーボールください」との貼り紙があるのは、まだ真っ白な壁面をカラフルに完成させるため。

半分にカットされたスーパーボールが壁の端から3割くらいに貼り付けられています。

ここからも、遊び心を持ち続け、集まる人と一緒に、人が集う場を少しずつ完成させている姿が窺えました。



★ ひこね の イイネタ編集室からの質問 ★

【この仕事をしていて一番嬉しい瞬間を教えてください。】

メニューを考えていて、かわいい料理が出来た瞬間が一番嬉しいですね。野菜の色が鮮やかで、綺麗な盛り付けのメニューが出来た時、嬉しい!と思います。



【反対に、これは大変だったな~と思うことは何ですか?】

営業を始めた最初の頃は、1日に1人もお客さんが来ない日もしょっちゅうあって、飲食という仕事柄、食材を廃棄しなければならない。その頃は非常に辛かったですね。

だからこそ、今お客さんに来ていただけるようになったことに、嬉しさを感じますし、何回も通っていただけるように、週替わりでメニューを考えています。



【休日はどんな風に過ごしていますか?】

仕込みをした後は、インプットに時間を充てています。

気になるご飯屋さんを訪ねて勉強したり、料理やお菓子を試作して勉強しています。



【湖東エリアのオススメスポットを教えてください。】

お店へ旅行に来られた方には、旅のテーマをお聞きしてからオススメ先を案内しています。

例えばお店には「良い写真を撮りたい」とカメラ好きの方が度々来られるので、そんな方には、豊郷町にある旧豊郷小学校をオススメしますね。

また、夏の避暑地ならば、多賀町にある「河内の風穴」と呼ばれる鍾乳洞がイチオシです!


★旅LOVEチャイハネについて★


【住所】〒522-0036

滋賀県 彦根市沼波町38 文久蔵と同じ敷地内

【最寄り駅】近江鉄道 彦根口駅

【電話番号】070-1761-8686

【営業時間】11:30 ~ 17:00

【ランチタイム】11:30 ~ 17:00

【ラストオーダー】17:00

【定休日】水曜、木曜

【禁煙席】喫煙席なし

【駐車場】駐車場あり




ひこねのイイネタ編集室

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