人生の節目にある「書」のちから【筆文字アーティスト】

最終更新: 2018年7月9日

マルシェ出店者:筆文字アートirodori 西村敦子




ちょっとお堅いイメージのある習字を絵のような感覚で、もっと気軽に・身近に親しんでみてほしい。

手漉き和紙に色と絵柄を付け、習字を施す「筆文字アート」。

今回のインタビューでは、筆文字アートirodoriの西村敦子さんから、お話を聞いてきました。



書を習ってきたキャリアは、小学校1年生から、20代前半まで。

「それまでは自分と向き合うための“書”でした」と話す西村さんにとって、「人へ届けるための書」を始めたきっかけは何だったのでしょうか?






きっかけは、”自分のため”が、人の喜びに換わったとき



小学生から20代前半まで、書道を続けて、結婚子育ての時期に一度「書」から離れました。

そんな子育て中、親しい友達が結婚することに。


彼女はわたしが習字をつづけていると知っていたので、「結婚式のウエルカムボードを書いて欲しい」と声を掛けてくれました。

自分と向き合うために続けてきた書は、この時初めて“人のために書く”ということに変わりました。


すると、自分の書いた文字を友達がすごく喜んでくれて、自分のためにやっていたものを人に届けるとこんなに喜んでもらえるなんて…… と、そんな感覚をはじめて味わうことができました。



“自分が培ってきたものを、だれか他の人の喜びに変換できるのかもしれない”作品づくりの活動を始めるきっかけは、友達へ送った結婚式のウエルカムボードでした。



そこから、ご祝儀袋やギフト用カレンダーなど、その方の門出となるような時に送る文字を書くようになりました。嬉しい瞬間は、「わたしが書いた文字、そんなに大事にしてもらってるんだな」と感じるときですね。



先日の出来事でいえば、2年ほど前に出たイベントで50代のご夫婦が「感謝」の文字を買ってくださいました。

その後、奥様とSNSで繋がっていたんですが、久しぶりに連絡を下さったのです。


それも、ご主人が去年亡くなられたらしく、「主人もあの言葉をとっても気に入っていたので」といって、ご主人のお墓のために、もう一度感謝の文字を書いて欲しいと依頼して下さいました。

書を通じて、人生の物凄い節目に携わらせていただけること。ほんとうに有難いことだと感じています。





「書」なら、口に出せない気持ちも伝わる


そんな筆文字アートの活動を仕事として初めて、現在およそ5年目。

もっとも反響の多い作品は、日めくりカレンダーシリーズですね。

お父さんへ、お母さんへ。

赤ちゃんへ、子育てママへ。

おじいちゃんへ、おばあちゃんへ ・・・。



それぞれ感謝の気持ちを込めたメッセージを1日から31日まで。

言葉も自分で考えて、ならび順にもこだわりました。

日頃恥ずかしくて口に出せない気持ちも、文字で贈ればダイレクトに伝わるはず。

そうして使ってもらえらばなと思ってつくりました。



このシリーズを作り始めたきっかけは、友人からの依頼でした。

なかなかお子さんに恵まれず、待望の赤ちゃんを授かった方へ贈りたいとのご要望で。

わたしも2児の母として共感できるところが沢山あったので、一生懸命に心を込めて作りました。



いまはSNSで気軽に繋がれる時代。

だからこそ、顔の見える繋がりがこれからさらに、本当に大事な繋がりとして実感できるのだと思います。

そんなとき、そうは言っても口に出すのに照れてしまう気持ちも、文字を通じて交わしてもらえると嬉しいですね。




その”場所”にちなんだ仕事も素敵ですね


わたしは、生まれも育ちも彦根市高宮町。

子ども時代から、結婚・出産を経て同じところに住み続けているのって、いまどき、けっこう珍しいのかもしれませんね。



ずっと住んでいるから分からなかったのですが、最近とある方から「すごいよ高宮町」と言われまして。

というのも、歴史とバイタリティーに溢れるまちだと言われたんです。



それで、想い返せばそうかもしれないな~と。

まちの行事を大事にしているので、“自分の子どもたちにも見せてあげたいな”と思って、親子で遊びにいくこともしばしば。



例えば、高宮には4つのお寺と神社があるのですが、大晦日に除夜の鐘をつく風習にそってスタンプラリーが作られました。



伐採された神社の樹を木札に加工して、それをスタンプカード代わりに持って回ってもらう。

わたしもこの木札づくり企画に参加させてもらって、木札に祈願の文字と、4つのお寺と神社の名前を書かせてもらいました。



「こういう企画をやろう」と声を挙げたら、ぱっと実現する人が集まれる。

そんな地域の人たちが凄いな~と思いながら、私も子供と一緒にお寺巡りをさせてもらいました。チャレンジしたいことで言えば、神社の木札もそうですが「その場所じゃないとできない仕事」をやってみたいですね。



例えば、店舗内装にペインティングするような仕事。

その場所へ行ってみて必要とされるお仕事ができれば素敵だなと思います。

筆文字教室やイベント出展など、わたし自身が色んな地域へ出ていきながら、自分が住んでいる滋賀や地域の良さをPRできる作品も作っていきたいと思っています。



画像引用元:https://www.instagram.com/fude_irodori/?hl=ja



手漉き和紙に、絵柄と文字が施された筆文字アート。

店頭に並ぶ日めくりカレンダーを手に取った人が、「うわぁ~、どうしよう~」と思わず途中で涙目になるような場面も。

慌ただしい日々の中で、ふと”大切なこと”を思い出させてくれる、言葉の力。



そんな言葉を、インテリアのように飾っておける親しみやすさに、筆文字アートirodori 西村さんのファンが集まっているのですね。

イイネタマルシェで、あなただけの「書」へ出会いにきてください。




★ ひこね の イイネタ編集室からの質問★


【イイネタマルシェとの出会いは何でしたか?】


それは、ホントに一期一会でした。たまたま子どもを連れて、護国神社のイベントへ遊びにいったとき、イイネタマルシェ実行委員の方々も来られていて。


「イイネタマルシェへ出てくれる人がいたら紹介してください」と話て回っておられた時、前を通りかかって「ここにいるよ~!」って紹介されたのが、最初の出会いでした。



【イイネタマルシェへ来られる方へ、メッセージをお願いします】


”イイネタマルシェ”という名前のとおり、作家さん個々のこだわりや想いが詰まった、繋がりのあるマルシェです。

なので、ぜひお話しながら思いを知ってもらったりして、作り手さん達とも繋がっていただけたらと思います。





★筆文字アートirodori について★


Instagram:https://www.instagram.com/fude_irodori/?hl=ja

minne:https://minne.com/@fude-irodori


作品は、minneのページからご覧・ご購入いただけます。




画像引用元:https://www.instagram.com/fude_irodori/?hl=ja



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