現代のよろず屋さん【湖魚・郷土料理販売】

最終更新: 2018年7月9日

マルシェ出店者:彦根家 山名弘祐さん



頂戴した名刺には、裃(かみしも)にちょん髷姿の写真。

役職欄をみると、「湖魚・郷土料理販売 彦根家」「ひこねで朝市実行委員会代表」「彦根家チンダンバンド」の文字。


いったい、どこから質問したら良いのだろう・・・??


なんだか分からないけれど、この方の周りには、きっと彦根の面白いネタが詰まってる。


そんな嬉しい戸惑いと共に始まった、イイネタマルシェのインタビュー。


というわけで、今回のインタビューでは、イイネタマルシェにて「湖魚・郷土料理」を出店されている、彦根家の山名さんを取材しました。





東住吉区出身。彦根との縁は、「サカナ」でした。


「もともと、ドジョウの養殖をすることが夢だったんです」


東住吉区出身の山名さんが、なぜ彦根へ辿り着いたんだろう?そんな経歴について質問すると、予想外の回答が戻ってきました。


読んで字のごとく、ドジョウの養殖を志した山名さんは、水産の専門学校へ進学します。


そして水産専門学校の在学中に近しくなった先生から「僕の実家に来ぇへん?」と打診され、就職したのが20歳の頃。

それは川魚の調理に関わる仕事で、彦根との出会いはその頃でした。


仕事内容は、鮎の選別や鯉のうろこはぎ。


最初に奉公へ行った先の大将が、とにかく何でも挑戦してみぃ!という方で、ただ単調に魚の調理をするだけでなく、魚を捕るところ、魚小屋の修理をする大工仕事まで、何でもチャレンジさせてもらったと言います。


そして、転機となったのは、国宝・彦根城築城400年祭の頃。

その年は、ちょうど奉公返しの3年を終えた時期でした。


養殖加工販売業を辞めて、大阪へ戻る前に彦根にも世話になったので、400年祭でボランティアに参加することを決めました。そして屋形船の船頭をやっていたのですが、その期間の中で彦根城庭園にあった料理旅館「八景亭」調理補助の仕事が決まりました。


八景亭では主に調理補助のお仕事を務めながら、閑散期には自転車タクシーのドライバーとして働くことになりました。

また、資源ごみ回収に困っている人の声を聞けば、リサイクル業者のような仕事に駆け回る。


そんな流れでリフォーム工事現場へ赴くと、今度は大工仕事を頼まれるようになる・・・



こうして、山名さんの“よろず屋さんの道”が幕を開けました。



現在、大工として、料理人として、イベント企画コーディネーターとして、等々、業種業態の枠組みに収まらない働き方を地で行く山名さん。



その拠点なる彦根には、「サカナ」との縁で辿り着きました。




魚嫌いの子どもでも、食べれらるようになった!と。



鯉はクサくて苦手。


そんなイメージを正直に打ち明けると、「それは美味しい鯉を食べてないからですよ!」と瞬時に答える山名さん。


湖魚料理の仕事をしていて、一番嬉しい瞬間は、魚嫌いだった子どもが、「食べられるようになった!」と言ってくれる瞬間だそうです。



知っている人はしっている、湖魚料理。

そのなかでも、鯉の煮つけは、一度に5~6 切れ分をまとめ買いするファンもいるほど。


味はもちろんのこと、見た目の格好も美しく仕上げる、彦根家さんの鯉料理。

しっかり寝かしてから、40分炊きあげて、さらに寝かせながら調整する。

結局のところ、一匹料理するのにも、丸一日は掛かる仕事です。


それでも、「鯉だけは値段を変えるな」と修行先で習った教えに忠実にならい、仕入値に関わらずなるべく鯉料理は、そのままの値段で提供しているそうです。



彦根家は、イベントから始まったお店です。


「今の家に引っ越した時、家が大きすぎたんで、料理場を作ることにしたんです。」


山名さんが調理した料理を販売する、彦根家さんについて、その始まりのエピソードを聞くと、すこし意外な答えが返ってきました。


料理場を作って保健所の営業許可を取り、鯉の煮つけや佃煮、沖縄料理をイベントで販売することに。


もともと、料理人としての独立を志していた、というわけでもなく、空いた時間で商品を作って売っている間に、彦根家さんが出来ていったというストーリーでした。


そして自宅前で出展販売をしていたスタイルから、しだいに、彦根の朝市へ参加するように。


徐々に実行委員として、取りまとめの役回りに就くようになって、いまは、ひこねで朝市の代表も務めておられる山名さん。


イイネタマルシェでは毎年、奥様と共に、湖魚のはいった、おうどんを出品されています。

やさしい出汁と、地域の食材は、家族で味わえる優しい味の逸品です。


そして、次の夢は、ケータリングカーで移動販売を始めること、だそうです。


料理人、自転車修理屋さん、大工さん、解体屋さん、そしてケータリング屋さん・・・


どんどん「よろず屋さん」としてパワーアップする山名さんに聞けば、

彦根エリアの暮らしのお悩みも解決するのかも?!


山名夫妻へ会いに、イイネタマルシェへお越しください。



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★ ひこね のイイネタ編集室からの質問 ★

【休日はどんな風に過ごしていますか?】

主に子どもと遊んでいますね。

行先は彦根城や松葉山や、夏は琵琶湖で泳いだり。

先日は佐和山城まで歩きました。


【彦根の中でもここは! というオススメスポットはありますか?】

いっぱいあるけれど、やっぱり彦根城。

裏の散歩道は特にいいかな。

自分ところのお庭くらいの距離感で彦根城へ遊びに行けるところが魅力的な地域です。

最近はひこにゃんパスポートを入手したので、四季折々の桜を見に行くこともあります。


ひこねのイイネタ編集室

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