嬉しいのは「騙されんかったわ~」の声【豆腐店】

最終更新: 2019年8月27日

マルシェ出店者:あやべとうふ店 綾部徹郎さん



店舗前に停まっている軽ワンボックスのナンバーは、「102(トーフ)」。

一度見たら忘れないナンバーと、また会いに行きたくなる、明るい店主・綾部さん。

今回の取材は、彦根市街から車で40分ほど走ったところ、長浜市湖北町へ。

てづくり豆腐店の製造・販売を営むあやべとうふ店、店主の綾部徹郎さんを訪ねました。



九州宮崎生まれの綾部さん。最初の就職は、東京。

滋賀県生まれでなく、家業が豆腐店というわけでもなかった、綾部さんは、どんなきっかけからこの町でお豆腐屋さんを始めることになったのでしょうか?

手作りのお豆腐に込められた、綾部さんの目指す「暮らし」について、お話をお聞きしました。




豆腐づくりのキッカケは「自立した生活」への憧れ



店主の綾部さんは、九州宮崎生まれ。東京の企業で就職した後、20代のうちにワーキングホリデーでニュージーランドへ。

さらにバックパッカーとして約2年間を海外で過ごし、その頃は、中国~イギリスを旅したそうです。


日本へ帰り、地に足の着いた生活を考え、「もう都会はいいかな」と思ったとき、田舎で暮らす方法探しが始まりました。


その経歴を聞くと、いつも自らの脚で行動を起こしている綾部さん。

田舎暮らしを求め、まず最初にやったことは、先駆者を訪ねることでした。



先駆者から学ぼう!と、地域で工芸品を作っている職人を訪ねるものの、「それだけじゃ食えんよ、まず働いてみたら」と言われたので、三重県伊賀市の農場へ就職することに。

そして、豆腐づくりと出会ったのは、この時でした。



この農場でレストランのホールマネージャーなどを経験した後に、豆腐製造部門を任され、始めてみたら思いのほか、性格に合っていた。

そこで5年間、業績向上のために研修などへ通いながら、豆腐づくりの方法について、試行錯誤を重ねました。

そこで芽生えた想いは、「畑が近くにある場所で、自分のペースで豆腐を作りたい」ということ。



いくつか研修先を探しながら、ようやく見つかったのが、農家さんから教えてもらった「古民家」と「機械」でした。

廃業した豆腐屋さんから、近所の農家さんが譲り受けた機械。

それは未だ、畑の真ん中で眠っている状態でした。

あやべとうふ店の始まりは、眠っていた機械を発掘し、綺麗にきれいに掃除するところから。



2010年3月、現在のお家へ家族で移り住み、湖北で豆腐店を営む暮らしが始まりました。

自立した生活は、まさに畑の中を切り拓くところから、始まったのでした。




嬉しいのは、「騙されんかったわ~」の声



安くて、そこそこ美味しいお豆腐は、スーパーで便利に買える。

お客さんからよく言われるのが、「高い豆腐やけど、どうなん?」と率直な質問。

そんなときは決まって、「騙されたと思って買ってみて~」と売ってみる。



すると次のとき「いや~、騙されんかったわ~」と言って、また買って下さる。



創業当初の販売先は、製造場に併設している実店舗と、飲食店の販売のみでした。

それが、彦根の朝市から始まって、色々なマルシェやイベントへ出店するようになり、お客さんの反響をダイレクトに聞けるようになったこと。



「騙されんかったわ~」といって、お客さんが感想を話して下さる時が、お店を営むようになって、一番嬉しい瞬間だそうです。

こう思える状態になったのも、続けてきたからこそ。

お豆腐は、乾物のように日持ちする商品ではありません。

創業当初は、作ってもお客さんがいないので、飲食店へサンプルとして無償提供する日々。



そんな頃に、田舎暮らし特集の取材なんかが来ても、「ぜんぜん楽じゃない、楽しくないのに!」と心の中で思いながら、苦しい時期を過ごしてました、と笑う綾部さんでした。




やっぱりオススメは、豆腐のっけ丼!



お味噌汁に、お鍋に、おかずの一品に、時にはダイエット食材に・・・?

実は日本の食卓で、一年中活躍しているお豆腐。

お店の小さなショーケースの中には、お豆腐はもちろんのこと、油揚げやおから、豆乳を使ったスイーツがきれいに並んでいます。



綾部さんイチオシの商品は、やっぱりスタンダードな絹ごし豆腐。

その次が、油揚げ。

スーパーで安く並んでいる油揚げですが、てづくりするのには、とっても手間の掛かる一品なのだそうです。



お豆腐は、昔ながらの手作り製法。

炊きあがった熱い豆乳に、にがりを入れて、手でかき混ぜながら固めます。



原材料の大豆は、滋賀県産フクユタカ。

凝固剤には、海水からできたにがりで、自然な風味を引き出します。

泡を押さえてムラなく加熱するための消泡材には、パームヤシ油を主にした植物性油脂を加えます。



消費期限はつくった日を含めた3日間ですが、最もおいしいのは、初日~2日目まで。

イイネタマルシェでは、「お豆腐のっけ丼」も販売される予定です。

お豆腐丼は、豆腐屋さんの店主が一番おすすめする食べ方を凝縮した一品。



目印は、黄色いTシャツと「102」の文字です。

店主の綾部さんへ会いに、イイネタマルシェへお越し下さい。






★彦根の イイネタ編集室からの質問 ★


【休日はどんな風に過ごしていますか?】

お店は毎週水曜日がお休みです。

趣味のBBQをしたり、隣の福井県まで出かけたりして過ごしていますね。



【近隣のオススメスポットを教えてください。】

敦賀(福井県)のソースカツ丼がおすすめです!

彦根なら、肉のはせ川も美味しいですね~。美味しいものを食べるのが好きですね。



【あやべとうふ店のお豆腐が食べられるお店を教えてください。】

長浜市では梅花亭の油そば(ジャンキーですがハマル味)、杏仁豆腐(感動するクオリティー!)がオススメです。

ちなみに豆乳ラーメンには、当店の豆乳が使われています。富田酒造(滋賀県長浜市木之本町)の酒かすを使った酒かすラーメンもあるので、食べ比べされては、いかがでしょうか。


★あやべとうふ店(店舗)について★

住所:長浜市北ノ郷町316

電話:0749-74-2445

営業時間:11:00~17:00(夏季は日没まで)

定休日:毎週水曜日


その他、

草津・彦根エリアの朝市や、道の駅(浅井三姉妹の郷・旬彩の森 伊吹の郷)でも

お買い求めいただけます。




ひこねのイイネタ編集室

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